- 抗セロトニン作用と抗ドーパミン作用をあわせもつ新しいタイプの非定型抗精神病薬(第2世代抗精神病薬)です。抗ドーパミン作用を主とする旧来の定型抗精神病薬に比べ、錐体外路系副作用が軽減され、また陽性症状に加え陰性症状に対してもよい効果が期待できます。
- 有効成分のパリペリドンは、繁用されているリスペリドン(リスパダール)の活性代謝物になります。同系のなかでは、とくに陽性症状に対し素早く強力な作用を示します。副作用は全体的に少ないものの、他の同類薬と比べ、高プロラクチン血症(生理不順、乳汁分泌)の発現がやや多いようです。
- インヴェガ錠は、放出制御システムを応用した製剤で、長時間作用が持続するのが特徴です。1日1回、朝食後に飲めば、24時間にわたり安定した効果が得られます。
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